Umbilicaria decussata (VILL.) ZAHLBR. ネナシイワタケ

Umbilicaria decussata (VILL.) ZAHLBR.
ネナシイワタケ

学名: Umbilicaria decussata (VILL.) ZAHLBR., Cat. Lich. Univ. VIII, 490, 1932.
和名: ネナシイワタケ
撮影場所: 
撮影日時:年月日
撮影者: 井上正鉄(秋田大学)

コメント:南極点に向かう途中、アムンセン隊も通過した南極横断山脈の一角、南緯86°付近から7種類の地衣類が報告されています。全種類が昭和基地周辺域でも確認されています。写真の地衣類はその内の1種で、宗谷海岸にある露岩地帯のものです。
 本種は世界の高山・極域に広く分布し、亜南極・大陸各地でも広く知られています。昭和基地周辺で本種と同様に多産するUmbilicaria aprina NYL.とは、U. aprinaが地衣成分としてジロフォール酸を含有し、地衣体腹面に1〜2回叉状に分枝する仮根を形成する点で容易に区別されます。

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